2007/02/03

南国に思いを馳せて・・

珍しくどんよ〜りと曇り空が広がる土曜日のソウル。
アヒル氏が駅三(ヨクサム)でお仕事があったので、近くでお昼を取りました。

先日ランチしたGSタワーのすぐ近くに、済州島(チェジュド)の名物料理が食べられるお店があると聞いて行ってみました。
済州島は韓国最南端に位置する最も有名なリゾート・アイランド。日本で言えば沖縄。温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、新鮮な海の幸が堪能できることで人気があります。

ソギポトゥッペギ」というお店。
お店前には済州島のシンボル「トルハルバン」が鎮座。これって沖縄のシーサーのようなモノですね。ちなみに西帰浦(ソギポ)とは済州島南部にある街の名前。トゥッペギとは茶色の器のことだそうです。

さて、本日は済州島の中でも特に有名な「オブンジャットゥッペギ(トコブシ鍋)」と「オブンジャットルソッパッ(トコブシ石釜飯)」を頂いてみました♪

トコブシって!?聞いたことがるけど、アワビとどう違うの?

色やカタチなど色々な違いがあるようですが、トコブシの方がリーズナブル。
実際に同店でアワビ鍋もあったのですが、こっちはW10000(約1200円)のトコブシ鍋よりW5000も高いW15000(約1800円)!トコブシ鍋も高いなぁ〜と思いましたが、さすがアワビ!!さらに高いわ〜(涙)

運ばれて来たトコブシ鍋の中にはエノキダケなどの野菜の他に、カニやアサリなどの魚介類、さらにウニまで入っていました♪

ちょっと黄土色っぽく見えるのがウニ。お店のアジュンマ(おばさん)が「それはウニだからね!」と念押し。じゃないと、テンジャン(お味噌)のアクだと思って取り除いてしまうお客さんがいるんだとか!?なるほど。

これがトコブシ!
アワビの子供くらいの大きさ。アワビほどではありませんが、食感はソフトです。
魚介ダシなのであっさりしていて、日本人の口に合う味だと思います。赤い唐辛子パウダーは入っていませんが、ちょっと辛みを感じるのは青唐辛子のせいかな。でも全然気にならない程度の辛さです。

そして、アヒル氏がオーダーしたトコブシ石釜飯。
石釜中には、スライスされたトコブシや魚介類、銀杏と一緒にホクホクのサツマイモが。
それを別の器に取り、その上に刻み海苔とお店特製のお醤油(刻んだ玉ねぎが漬け込まれている)と、さらにビックリするのがこれにマーガリンを入れてビビン(かき混ぜる)して食べるのです!!

まぁ、日本にも「バター醤油」という味付けがあるので、合わないワケではないのですが、マーガリンが苦手なうさうさ(バターは大好き!)にはチョットいかがなモノかと・・(笑)たぶんバターの方が断然美味しいんでしょうけど、マーガリンの方が安いからなんでしょうね。。

ここはパンチャン(おかず)も大変美味しかったです♪特に右の写真左上に写っているピンク色がかったムルキムチ(水キムチ)は、済州島特有なモノだそうです。とても甘味があってソフトな味。

お店のアジュンマもとても感じ良かったし、これだけ美味しければオフィス街なので平日はさぞかし混むんだろうなぁ〜。週末に行って良かったかも。

残念ながら今回のソウル生活では済州島に行く機会がありませんでしたが、沖縄と同じく黒豚も有名な済州島にぜひいつか行ってみたい!そしてたらふく美味しいモノを食べたい!(やっぱり食べ物ですかね〜、苦笑)

この寒空のソウルで、南国「済州島」に思いを馳せたのでありました。。

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