2007/01/18

ゴチと韓国社会

昼間っからブデチゲなんぞ辛いモノを食べてしまったので、お口直しにコーヒーを飲みに「The Coffee Bean & Tea Leaf」へ。

スタバと同じくらいよく見かけるアメリカのコーヒーチェーン店です。
しかしここもスタバ同様高いですね〜(涙)
レギュラーサイズのカフェ・ラテがW4800(約580円)。美味しそうだったので、カマンベール・チーズケーキをプラス。ケーキはW3300(約400円)。
これって、ちょっとしたカフェで食べる値段とあまり変わりませんよね。。(涙)それなのに、昼時ということもあってか、江南のOLさん達でいっぱい。この人達の平均月収は一体いくらなのかしら!?

でも先日ある方から「韓国女性はとにかく男性にゴチになることが当然のコトと思っているから困る!」というグチ話を聞きました。

韓国では高級ブランド品が大好きで、カレ氏におねだりするのを何とも思わず、バカ高いスタバのコーヒーを片手に歩く中身のない女性を揶揄する「テンジャン女」という言葉が去年のネチズン流行語大賞になりました。テンジャンとは韓国のお味噌のことで、直訳すると「味噌女」(!?)。

確かにその方も「スタバへ入って平気でトールサイズを頼み、お金は当然男性が払うものかのようにさっさと席に着き、挙げ句の果てには『ありがとう』の『あ』の字もない!」と憤慨しておりましたが、これはそれほど珍しいことではありません。

儒教の精神が強い韓国では、目上が目下にご馳走する慣習が今だに根強く残っているのですが、その延長線上なのかどうかは分かりませんが(多分違いますね、笑)、男性が女性にご馳走すること(男性が目上ならば、さらに当然のこと)は普通になってしまっているのが現実です。
まぁ、欧米社会ではほとんど考えられませんが、韓国ほどではないにせよ、日本でもややその傾向があるのは事実です。

し かし、ここで決定的に違うのが、ご馳走された後に「ありがとうございます」という感謝の言葉があるかどうかです。韓国では滅多に聞くことがありません。 それは男性が女性にご馳走する事は(目上が目下をご馳走する事も)「当然」だからです。たまに感謝の言葉を述べる奇特な方もいるかもしれませんが・・。
だから感謝の言葉がなくともビックリしてはいけないのが韓国社会です。

年を取れば取るほど大事にされる儒教の国。でもその分周りにたかられ、懐も痛くなって行く国でもあります。

No comments: