2006/12/16

韓国嫁事情〜たぶんその1

下痢と嘔吐攻撃にヘロヘロ&フラフラ状態のうさうさです(涙)コレって、本当にノロウイルスじゃ??(汗)

やっと起き上がれるようになりましたが、何がツライってこんな状態でも、韓国では「体の弱い嫁」は嫁として失格なので、どんなに体調が悪くてもそれを言えないことです(涙)

というコトで、当然ながら元気を装い恒例の朝の挨拶にも行き、日々の晩ご飯作りにも行かなければなりません。
いや、マジで今回は「自分で自分を褒めてあげたい!(by 有森)」と思っちゃいましたよー(笑)

韓国のお嫁さんは本当に本当に大変だと思います。うさうさも、必ず朝のご機嫌伺いの挨拶参りから始まり、何か用事がない限り、毎晩必ずアヒル氏のお母さんと一緒にご飯を食べます(アヒル氏が残業で食べない場合でも、うさうさとアヒル氏のお母さんと2人で食べます)。

徒歩1分の場所にお互い住んでいるせいもありますが、長男の嫁なので、本当なら同居しなければならないのに、それを免れているだけでもマシかもしれません。

あ とラッキーなことに、うさうさには必殺兵器の「国籍が違う(日本人)」ということがあります。お互い何かあっても「外人だからね〜、習慣も違うし・・」 と無理矢理にでも納得させる要素をもっているし、何か嫌味を言われても「ワタシ カンコクゴ ワッカリマセ〜ン」と逃げることが出来ます。(これはとても便利ですが、長く住んでいると通用しないので有効期間が短い)しかし、これが韓国人のお嫁さん だったら、そうは行きません。

韓国のお嫁さんにとって、もっとも重要なことは「体が丈夫=子供が産める体」でしょうか。チュソク(旧盆)の時に少し触れましたが、儒教の精神と家長制度が色濃く残る韓国では、完全な男社会です。そして何よりもその家を継ぐ長男(跡取り)が最も大切なので、お嫁さん達は当然まずは男の子を産むことが最大の義務となります。

最近出産を控えている友人から、韓国の産婦人科では性別を教えてはいけないと聞きました。女の子だと堕胎してしまう可能性が高いからです。
だから男の子を産んだ嫁はそれだけで最も重要な責務を果たしたことになります。アヒル氏の周りでも2人も女の子がいるのに、まだ男の子を授かろうと頑張っている友人がいます。本当に大変ですね。。

こ こでオモシロイのは、例えば日本では代々続く旧家の跡取りが女の子しかいない場合、「婿養子」を取ったりします。この婿養子システムは韓国では絶対有り得 ません。日本ではあくまでも「家」が大切なのに対し、韓国では「血」が最も大切なのです。ひらたく言えば、日本の天皇家のようなものですね。

韓国の家ではみな何百年前まで辿れる家系図(「族譜」と言います)があると言われます。その家系図の真偽の程はさて置き(多くは20世紀に入ってから買われたモノらしい)、その家系図に女性の名前はありません。男性しか家系図に記されることがないのです。
韓国のお墓は一人に付き一つのお墓なのですが、その墓標裏に書かれる家系図にも女姉妹の名前は記されません。

今回、風邪を引き、改めて韓国の嫁事情を考えてみました。
どこの国でも嫁姑問題は必ずあるので、その部分では「何人と結婚しても同じ」と思っているうさうさですが、つくづく韓国人の女性に産まれなくて本当に良かったと思いました(笑)

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