2006/12/29

韓国刺繍博物館

以前からぜひ行ってみたかった「韓国刺繍博物館」@鶴洞(ハクトン)へ行って来ました☆

ここはプライベート博物館なのですが、目立たないビルの4階にあり、展示室も小さな一部屋のみ。1階にいる守衛さんに言って鍵をあけてもらって入るという、なんとも個人博物館らしい「こじんまり感」(笑)。この守衛さん、日本語も上手でとても親切なアジョシ(おじさん)♪

韓国伝統文様の刺繍が施された工芸品や、日本の風呂敷や袱紗のような役割をする「ポジャギ」、豪華な伝統衣装などが数十点ほど展示されています。

所蔵品は約1000点余りあるそうなんですが、スペースがないので定期的に展示物を入れ替えているとのこと。う〜ん、もっと他の作品も見たい!!
韓国最古の刺繍屏風も所蔵しているそうで、日本でも展覧会を開いたことがあるそうです。
館内では韓国刺繍やポジャギに関する本も売られているので、それを見るだけでも楽しいかも〜☆

これは余った布切れや、古くなった衣服の切れ端を繋ぎ合わせて作られた風呂敷サイズのポジャギです。色の組み合わせなど、韓国独特の鮮やかな色彩感覚がとても興味深いですねー。



これは18世紀頃の作品。王妃が使用したと言われる座布団だそうです。87×110センチ。

座布団!?デカっ!

気が遠くなりそうなほど細かい刺繍がびっちり施されてます。


こちらは19世紀頃の作品。王様のタペストリー(壁掛け)だそうです。どこの国でもこういうのってありますよねー。

鶴(鳳凰?)やら亀やら、縁起が良さそげな絵面です。



もう溜め息が出るような素晴らしい刺繍細工やポジャギ。訪問客はうさうさ1人だけで、なんだかとても贅沢に鑑賞。これで無料ですから、本当にお得です!

「また遊びにおいで〜」と守衛のアジョシ。
こ のアジョシが可笑しくて・・。予めネットで「写真撮影不可」を確認していたのですが、ここは在韓歴約8ヶ月のうさうさ。「取り敢えずダメもとで言ってみ る」の精神が染み込んでます(ちとヤバイ!?笑)。館内販売されている本も買ったことだし、「写真撮っちゃダメですかね〜??」と上目使いで言ったみたと ころ、「本当はダメだけど、内緒だよ〜」と許可してくれました!

さすが韓国クオリティー!!(笑)こういうテキトーな社会に慣れちゃうと、日本でやっていかれるか、時々不安になります(笑)。

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